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| ニューチャプター |
いきなり彼らの代名詞となっていく「african children」で始まる第三作目のアルバム。とにかくキチンときれいに整理整頓された音がこの作品の本質の音を見事に際立たせ,全く飽きの来ないサウンドの確立に成功している。さりげないコーラスも美しくまとまり曲の魅力を一層深いものにして、聞き手の耳を完全にとらえることに大成功している。そう、本当に真摯な音というものがあるのだとすれば、まさしくこの作品の音がそうなのだろう。 とにかく、細かい音の一音一音にすべて魂がこもっているような雰囲気をもたせ、聞き手の緊張感をキープさせ続けるのは生半可な話ではないはずなのだが、この作品の音は思わず聞く側がどこにも行けずに、その場にとどまり続けることを当たり前のことにさせてしまうような力を見せ続けているとしか言いようがない状況を作り上げている。軽く宗教が買っているような部分もあるのかもしれない。だがそれ以上に現実の重さが彼らを縛り上げ、そしてその中に居続けさせ作品の魅力に取り込み、そして、すべての音をまとめ一つの音として演奏をさせているようにすら思える。
レゲェでありながらも、宗教的魅力を勝手に聞いてに想像させてしまうことなど普通のバンドにはできないことだが、彼らアスワドはそれを成功させている。いやあ、見事な作品だ。 |
| 曲目 |
| 1 |
AFRICAN CHILDREN |
| 2 |
NATURAL PROGRESSION |
| 3 |
WAYS OF THE LOAD |
| 4 |
I WILL KEEP ON LOVING YOU |
| 5 |
HE GAVE THE SUN TO SHINE |
| 6 |
TUFF WETUFF |
| 7 |
DIDN'T KNOW AT THE TIME |
| 8 |
ZION |
| 9 |
INA YOUR RIGHTS |
| 10 |
CANDLES |
| 11 |
LOVE FIRE |
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